スクリーンにはこだわりを持つべき
プロジェクターとの相性を
今の画質は長年見慣れている。このスクリーンは、プロジェクターの素質をストレートに表出する方に長けている。DPX-1000の繊細かつシャープな描画力が味わえる。ゲイン2,6で明部の抜けは最高。「ラビット・パニック」の砂漠のチェイスシーンは晴天の輝きがまぶしいほどだ。色は自然でSN感、透明感が特に印象に残る。黒は他の2機種と比べるとわずかに浮くが諧調表現は特に優れている。「ロングハザー」や「許すべき者」の、暗いシーンのリアルさは一番である。指向性は確かに鋭く、立ったり座ったりすると画質が鋭く変化する。極端な場合、明暗が反転気味になるのでプロジェクター天吊りには勧められない。その代わり室内への光反射は少ない。指向性が鋭いスクリーンは、迷光の影響を受けにくいと思われがちだが、わずかな先にも繊細に反応するので、迷光対策は怠らないようにしたい。鑑賞中は手元灯りなども禁物だ。
「ホワイトマットはやはり落ち着いた印象に」
Wはブロードな光特性が、画質にも象徴的に表れているようで、輪郭線が筆で掃いたように柔らかだ。ゲイン0,9ということで確かに今とは明るさが違うが、新しいプロジェクターとの組み合わせではまったく問題ない。